ステージの見た目に大きく影響する、照明
照明のプロの「舞台照明家」という職業があるように
芸術の世界では照明も演出に影響する大きな要素です
ライブステージでも、その照明を
うまく使わない手はないです
ステージ衣装の記事でもお話ししましたが、
人が受け取る情報は、
視覚から来るものが80%以上と言われています
一方、聴覚はたった1割程度!
音楽ステージであるのに、視覚情報が重要なのですね。
関連記事:衣装を侮ることなかれ! – ライブ衣装を良くするための7つのテンプレート
参考記事:人は情報の80%を視覚から得ている。五感を活かす知覚のデザイン。/DynamiteBrothersSyndicate
今回はライブステージの照明を
主にライブハウスやライブバーで制するための
ポイントを3つお伝えします
①曲ごとのイメージカラーを決めておく
ブッキングライブ等では、
リハへの到着後にセットリストを記入し
提出をしますが、
時間の問題でバタバタと記入し
あまりこだわることができないまま本番へ突入
ということもままあります
これは音響に関するポイントにも当てはまりますが
セットリストに入れる曲の
イメージカラーくらいは決めておきましょう
このバラードの曲は紫色で
このアップテンポの曲はグリーンで
という風にです。
それだけで、照明さんにセットリストを通じてお願いできる場合
的確な指示ができます
「おまかせします」は、視覚情報を生かし
お客様にアピールするためにも避けたい文言です
イメージカラーくらいでしたら、
簡単に決めておけますので準備しておきましょう
②メロとサビ、クライマックスの演出の違いを決めておく
少し一歩進んだ方法で、
曲のメロの部分とサビの部分、
それからクライマックスで
どのように照明演出を変えるか
簡単でもいいので決めておきましょう
例えば、
サビの部分で照明の動きを大きく、ですとか
サビ前の部分ではバックライトで、
という風に
照明も動きがある方が断然良いです
曲のサビになる部分で、お客様の気持ちがぐっと引きあがるときに
照明に変化がないと
盛り上がりに欠けます
セットリストを考える時点で
曲の中での動きをイメージしておきましょう
③眩しいと思う場所に立つ
これはとても重要です
ステージ上で、ライトが眩しいと思う場所に
努めて立つようにしてください
自分がお客様を識別できる場合
反対にお客様からはあなたが暗くなって
見えていないのです
顔が陰になって
せっかくの照明が生かされません
お客様はあなたの表情の変化も
楽しまれています
あなたをお客様にちゃんと見ていただくためにも
眩しい場所から逃げず、
眩しくて熱い(ライトの温度ってすごいですよね)場所に
堂々と立つようにしてください
いかがでしたでしょうか。
舞台照明も奥行きのある世界です
会場によっては音響と照明スタッフさんがおひとりなど
人的リソースに限界があるところもありますが、
あなたというアーティストを魅力的に見せるために
照明を「使えるよう」
積極的に要望を出していってください
ステージを制するのは、あなたのちょっとした心がけ次第です
この記事の最後に、
あなたに音楽の神様の御加護がことごとくありますように。Amen!
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